器物損壊事件で告訴を取り下げました。
事件概要
ご依頼者様は他人の車に対し傷を付けたとして、器物損壊罪の疑いで告訴されてしまいました。
事件経過と弁護活動
ご依頼者様は容疑を認めており、被害者の方に謝罪し、被害弁償することや、最終的に不起訴処分になることを望んでました。
器物損壊罪は親告罪であるため、被害者の方と示談し、告訴を取り下げていただければ、不起訴となります。
起訴するか、不起訴にするかの判断は検察官により行われるため、検察官が処分を決定するまでに示談を成立させ、告訴を取り下げていただく必要があります。
また、被害者に対する謝罪が遅れてしまうことで、被害感情が強まってしまうおそれもあるため、示談交渉は早期にする必要があります。
弁護士は、示談交渉するにあたって、まずは捜査機関を通して被害者の了解を得たうえで、被害者情報を得ました。
そして、ご依頼者様の謝罪の意向を被害者に伝え示談交渉を行った結果、早期に示談を締結して頂くと同時に、告訴を取り下げて頂くことが出来ました。
示談締結後、弁護士は検察官に対し、示談が成立したことや、告訴が取り下げられたことを報告しました。
そして、ご依頼者様は不起訴処分となりました。
解決のポイント
弁護活動を開始した当初は、略式起訴による罰金刑になることが予想されておりました。
しかし、弁護士が早期に示談交渉したことで、示談が締結し、告訴を取り下げていただくことが出来ました。
示談交渉は、事件内容や被害者のお気持ちを踏まえて、交渉のタイミングや被害者との連絡方法を見極めることが大切です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部は、刑事事件を専門とする法律事務所です。
ご自身が事件を起こしてしまい、警察から取り調べを受けていたり、ご家族が逮捕されてしまった場合は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部にご相談下さい。