千葉県東野町の車上ねらい 無施錠車を狙った窃盗事件
- 2021年10月24日
- コラム
車上ねらいの手口と、千葉県内の車上ねらいの発生状況について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部が解説致します。
千葉県東庄町の車上ねらい
無職Aさんは、千葉県東庄町内を自転車で散策していたところ、無施錠のトラックが停めてあるのを発見しました。
Aさんが運転席を覗き見ると、財布が置いてあったため、Aさんは周囲を確認し、トラックの運転席のドアを開け、財布を盗みました。
しかし、近くに設置されてた防犯カメラの映像に、Aさんの犯行の様子が記録されていました。
後日、Aさんは千葉県香取警察署にて、窃盗罪の疑いで取調べを受けることとなりました。
(フィクションです。)
車上ねらいは窃盗罪
車上ねらいは、窃盗罪にあたります。
刑法第235条 窃盗
他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
窃盗罪の刑罰は、被害件数や被害金額により大きく変わります。
たとえ初犯であったとしても、被害件数や被害金額によっては公判請求され、懲役刑や罰金刑が科される可能性があります。
千葉県内の車上ねらいの認知件数
千葉県警察本部の発表によると、令和3年9月末の車上ねらいの認知件数(暫定値)は1,420件だったようです。
この結果は、昨年同時期の車上ねらい発生件数よりも180件増えているとのことです。
特に、被害件数が増えている地域は、
千葉市緑区 (前年比377.8%)
千葉県山武市 (前年比320.0%)
千葉県九十九里町 (前年比200.0%)
だったようです。
そして、車上ねらいの被害に遭った車の約4割は、無施錠車だったとのことです。
(参考:千葉県警察本部『車上ねらい発生分析(令和3年9月末 暫定値)』より)
車上ねらいの被害は、車外からバッグや財布等を見えるところに置いておくと被害に遭いやすくなるようです。
買い物など、少しでも車から離れる際は、必ず施錠し、貴重品などは車内に置かないようにすることが大切です。
今回のコラムでは、無施錠車を狙った車上ねらいについて紹介しましたが、施錠されている車を開錠し、自動車内の貴重品や、自動車部品、自動車本体を窃取する手口も存在します。
新たな自動車盗の手口については、次回のコラムで紹介します。
車上ねらいをしてしまった・・・
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