少年による無免許運転の物損事故
事件概要
本件は、高校生の息子様が無免許運転をし、被害者様の車に衝突してしまった事案でした。
事件経過と弁護活動
まず、弁護人は少年と保護者様から、事件に至った経緯や被害者様の人数について、詳しくお話を聞きました。
次に、被害者様に対し謝罪と弁償をするために、捜査機関より被害者情報を取得しました。
被害者様に対しては、少年がとても反省していることを謝罪文と共に伝え、時間をかけて示談交渉に臨みました。
今回の事案は、被害者様の生活に大きな影響をもたらしてしまう重大なものでしたが、少年の反省の様子を弁護士が丁寧に伝えることで、無事に示談が成立させることができました。
また、示談締結の際に、被害者様より「寛大な処分を求める嘆願書」も頂くことが出来ました。
「寛大な処分を求める嘆願書」を検察官や裁判官に提示することで「被害者が処罰を望んでいないこと」や「少年に対し軽い処罰を望んでいること」を主張することが出来ます。
このような弁護活動を経て、「短期保護観察処分」を獲得する結果となりました。
解決のポイント
少年事件の場合、捜査が終了した時点で事件は家庭裁判所に送致されます。
送致後、少年は裁判所調査官の調査を受け、調査官は調査をもとに裁判官に審判が必要かどうか、必要な場合はどのような処分が妥当か、といった意見を提出します。
一方、弁護士も家庭裁判所に対し、少年に保護処分が必要か否か、必要な場合はどのような処分が妥当かなどの意見を述べることが可能です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部は刑事事件・少年事件を専門とする弁護士事務所です。
千葉県内で、お子様が刑事事件を起こしてしまい、警察から捜査を受けている場合は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部にご相談下さい。