家族がひき逃げ事件を起こして帰宅したら・・・
- 2020年10月28日
- コラム
家族がひき逃げ事件を起こして帰宅した時の対処について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部が解説します。
家族がひき逃げ事件を起こして帰宅
Aさんは、千葉県佐倉市で妻と、20代の会社員の一人息子と三人で暮らしています。
会社員の息子は、佐倉市内の運送会社で大型トラックのドライバーをしており、会社まではAさん名義の車で通勤しています。
昨夜、帰宅した息子の様子がおかしかったことから、Aさんは息子に何かあったのかとたずねたところ、息子から「車で帰宅途中に、小学生くらいの女の子をはねてしまった。怖くなって逃げ帰ってしまった。」と聞かされました。
息子がひき逃げ事件を起こして帰宅していることを知ったAさんは、どう対処すべきか分からず、刑事事件に強い弁護士に相談することにしました。
(フィクションです。)
刑事事件を専門にしている弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部には、ひき逃げ事件に限らず、「家族が事件を起こしてしまった。」というご相談がよくあります。
どのように対処するかは、事件の内容によって様々ですので、一概にはお答えできませんが、共通して言えることは、一刻も早く専門の弁護士に相談するという事です。
ひき逃げ事件
ひき逃げ事件とは、人身事故を起こして、負傷者の救護や、事故の届け出をせずに事故現場から立ち去ることです。
そもそも交通事故は、警察に届け出なければいけませんし、負傷者がいれば救急車を呼ぶなど、救護措置をとらなければいけません。
そういった義務を果たさずに事故現場を立ち去ることがひき逃げになってしまうのです。
ひき逃げ事件で逮捕される可能性は?
人身事故を起こしても、きちんと警察に届け出て、適切に負傷者の救護をしていれば、警察に逮捕される可能性は非常に低いでしょう。(飲酒運転など悪質な違反が原因で事故を起こした場合や、被害者が重傷の場合は除く。)
しかしひき逃げ事件の場合は、逮捕される可能性が高くなります。
そもそも警察が逮捕するかどうかを判断する基準は、主に
①証拠隠滅
②逃走
のおそれがあるかどうかです。
事故現場を立ち去るということは、すでに②の逃走のおそれは認められますし、事故を起こした車両に乗って事故現場を立ち去っているということは、警察からすれば、重要な証拠を隠滅しようとしていると捉えられるので、①の証拠隠滅のおそれも認められてしまいます。
こういった観点から、ひき逃げ事件を起こしてしまうと逮捕される可能性は高いでしょう。
逮捕を回避するためには
事故を起こした車両と共に警察に出頭することで、証拠隠滅や、逃走のおそれがなくなるので、逮捕される可能性は低くなるでしょう。
しかし飲酒運転や、身代わり出頭を疑われて身体拘束されることもあるので、警察に出頭する前には一度弁護士に相談することをお勧めします。
ひき逃げ事件に強い弁護士
ご家族がひき逃げ事件を起こして帰宅された場合、まずは、刑事事件専門の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部にご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部では、警察署に出頭する方に弁護士が付き添う同行サービスもございます。
千葉県佐倉市のひき逃げ事件でお困りの方は、フリーダイヤル0120-631-881(24時間対応)までお気軽にお電話ください。