痴漢事件で示談成立 不起訴処分獲得
満足度
大変満足
お客様の声
悪いのはこちら側であり、最悪のことも考えなければならない中、先生方が一生懸命、すばやい対応で進めて下さり、一番ありがたい結果となったことは、感謝しかありません。
不安ばかりの毎日でしたが、こちらでお世話になり、大変心強く、あたたかさも感じられ、本当にありがとうございました。
事件概要
本件は、ご本人様が通勤途中の電車内で痴漢をしたという事件でした。
弊所がご家族からご相談のお電話を受けたとき、ご本人様は逮捕されている状況でした。
弁護活動
事件で捕まった翌日にご家族より初回接見サービスのご依頼を受け、その日のうちに弊所の弁護士がご本人様との接見を致しました。
まず、弁護士はご本人様から余罪を含めた事件の内容・状況をしっかりと聴き取りました。
その後、事件の内容や、ご家族へのご伝言を、当日中に報告し、正式なご依頼を頂きました。
国家資格の欠格事由
今回、事件を起こしてしまったご本人様は国家資格を有していました。
国家資格の中には、刑事罰を言い渡されることで資格の停止や取消しといった処分を受けるものがあります。
これは「欠格事由」と呼ばれるもので,各種法律に規定されています。
例えば、弁護士であれば,弁護士法に「禁錮以上の刑に処せられた者」は「弁護士となる資格を有しない。」と定められているため、懲役刑・禁錮刑に処せられた場合、弁護士としての資格を取り消され,弁護士として仕事をすることができなくなってしまいます。
今回、ご本人様が有していた国家資格は、刑事罰を受けた場合には資格取消しとなってしまう恐れがありました。
最終的に不起訴処分となったため、国家資格の取消しを回避することができました。
反対に、示談が成立していなければ、公判請求され、ご本人様は国家資格を取り消されていたかもしれません。
被害者対応
被害者様との示談交渉にあたっては、被害者様が、ご本人様が通勤経路の変更されることを条件の1つに挙げておりました。
弁護士は、ご家族やご本人様と共に、被害者様と接触することのない別の通勤経路を検討しました。
また、痴漢をしてしまったご本人様自身、今後このようなことをしたくないと強く反省されていたため、再犯防止のためのクリニックに通院されておりました。
そのことを被害者様にもお伝えし、ご本人様が強く反省していることを根気強く伝え続けました。
当初、被害者様の処罰感情は強いものでしたが、最終的には被害届を取り下げていただき、示談に応じて下さいました。
まとめ
電車内での痴漢事件の場合、被害者の方がいらっしゃることから、被害者の方に対して謝罪と賠償を行う示談交渉が重要な弁護活動と言えます。
他方で、一般的に性犯罪事件の再犯率は高いと言われており、二度と再びこのような事件を起こさないため、弁護人としてご本人様の内省を深める活動も必要です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部は、刑事事件を専門とする法律事務所です。
痴漢事件でご家族が逮捕された、あるいは在宅だが捜査対象になっているという方がいらっしゃいましたら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部にご連絡ください。